AIと人間-仕事を奪われる未来!?-

日本の教育では人間の仕事がAIに淘汰されてしまうかも

いまの日本教育ではAIに淘汰されてしまう!

AIに奪われないスキルとは

企業の業務の中には、AIで代替できると思われる業務が数多くあります。AIでも十分日常の業務が回せることがわかれば、人件費削減のためAIの導入を進める企業が増えていくでしょう。AIに奪われない仕事を探すヒントは、AIにはできないスキルにあります。もっともAIと程遠いところにあるのが、クリエイティブなスキルです。AIはすでにある情報を使ってさまざまな作業をする能力には長けていますが、ゼロからものを作り出す能力はありません。クリエイティブな作業ができるようになったとしても、そこにAIの意思や好みが反映されているわけではありません。クリエイティブな発想は人間が持つ独特の能力なので、どこまで発達しても機械の域を超えることができないAIには真似できません。
リーダーとしてチームをまとめる能力も人間特有のものです。心を持つ人間の集まりをひとつにまとめて目的を達成するためには、同じように心を持つ人間のリーダーシップが絶対的に必要です。たとえAIにその機能があったとしても、人間の心を本当の意味で動かすことはできないでしょう。
起業家もAIに奪われない仕事です。AIは人間が使うためのものであって、AIに人間が使われてしまうことは絶対にありません。

日本の教育システムでは難しい現状がある

AIに奪われない3つのスキルは、これからの社会を生き抜くために必要なスキルばかりです。しかし、日本の教育環境でクリエイティブな能力やリーダーシップ、起業家としての能力を育成することは極めて難しいのが現状です。専門的に学べる教育機関がゼロではないものの、教育システムそのものの変化が遅いことが人材育成のスピードを緩める結果につながっています。日本の教育で重視されていることはAIが得意とすることが多く、テストで高得点を取るための能力をひたすら伸ばす教育が促進されています。
クリエイティブな分野のカリキュラムはありますが、それを正当に評価できる人材がそもそも育っていません。教科書通りの教育はできても才能を見出だして育てられないなら、個性的な能力を伸ばせるだけの教育基盤が整っているとはいえません。本来ならば、AIと競争するための能力ではなく、AIと共存するための能力を育成していかなければならない時期にきています。そのことに気がついていないわけではないにもかかわらず、日本では今でも古い教育システムが根を張り巡らせてしまっています。もしかするとこれからの時代に高い能力を発揮できるかもしれない人材が、学校や社会では劣等生として扱われてしまっているかもしれません。世界基準で考えてみると非常にもったいないことですが、これが日本における教育、人材育成の現実です。

クリエイター必見!

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